SKK では個人の環境に応じて、また個人のニーズに応じて様々な辞書が利用できます。 例えば…
SKK-JISYO.L をお使いになれば良
いでしょう。SKK-JISYO.S, SKK-JISYO.M または SKK-JISYO.ML を
お使いになれば良いでしょう。SKK-JISYO.edict を
SKK-JISYO.L などと併用すれば良いでしょう。SKK-JISYO.geo を併用すれば良いでしょう。各辞書は、skktools を使って加除ができます。 併用したい辞書をマージし、あるいは辞書の引き算をすることでスリム化を図りましょう。
複数の辞書を検索指定できる skk 辞書サーバもあります。
SKK 辞書の誤り、追加すべき候補、エントリを発見された方は https://github.com/skk-dev/dict へ Pull request していただければと思います。
SKK 入力のための基本となる、単独で日本語文の入力が可能になるよう設計された辞書です。
サイズが小さなものから順に、SKK-JISYO.S, SKK-JISYO.M, SKK-JISYO.ML, SKK-JISYO.L があります。好みや必要に応じて、どれか一つをダウンロードしてお使いください。
単漢字主義のS辞書と語彙主義のL辞書とでは収録されている「語」の種類だけでなく登録順なども大きく異なっているので、どの辞書を使うかでほとんど別の input method と言って良いほど使用感が違うと思います。
~/.skk-jisyo に rename して最初の個人辞書のベースと
して利用することができます。専門辞書は、基本辞書と併用して、必要に応じて各分野の語彙を増強するための辞書です。
SKK-JISYO.L をお使いで、PC に余力がおありなら、各種の固有名詞を体系的に補う
SKK-JISYO.jinmeiSKK-JISYO.geoSKK-JISYO.stationSKK-JISYO.propernounの併用をお勧めします。
SKK-JISYO.jinmei にも収録させ
て頂いております。SKK-JISYO.geo にも SKK-JISYO.jinmei 辞書に
も当てはまらない固有名詞を集めたものです。SKK-JISYO.L と重複するコンテンツを機械的に削除し、その後、更に一般的用語は
手作業で削除して SKK-JISYO.L に移しています。一部追加もあります。edict2skk.awk を利用して SKK 辞書形式の「英和辞典」に加工したものです。特殊な入力方法や環境整備を必要とする辞書です。
skk-tankan.el と併用すると、部首と画数から検索できるようになります。SKK-JISYO.JIS3_4.gz は
KAWABATA, Taichi さんによる 「JIS X 0213 漢字辞書 (最終更新:2000/3/5)」(tankan3.u 及び kigou.u) (http://sr3.xoom.com/golconda_99/jisx0213/index.html にあったんですが、リンク切れのようです。)
もりみつじゅんじさんによる jisx0213code.txt
をベースに SKK 辞書形式に変換し、加筆、修正したものです。
| ファイル名 | 解説 |
|---|---|
| JIS X 0213 漢字辞書 | tankan3.u については OMRON SOFTWARE Co., Ltd. により元来 GPL に基づき配布されていたものであり、kigou.u は川幡さんのオリジナルです。川幡さんには kigou.u の GPL に基づく配布をご快諾いただきました。なお、 hojo.u については、イニューシステムが販売している補助漢字フォントの付属をベースにして製作されているとのことで、イニューシステムに問合せをしましたが、回答が得られませんでしたのでこれを含めていません。従い hojo.u を直接変換する形でこのファイルに候補を取り込むことは見合わせたいと思います。イニューシステムへの問合せについては、hojo.u の作者である Hirofumi Fujiwara さんにお世話になりました。 |
| jisx0213code.txt | もりみつじゅんじさんに GPL に基づく配布をご快諾いただきました。Yano Keisukeさんに情報提供をいただく他、辞書形式の変換や配布条件の確認などのお手伝いをいただきました。関係された皆様に厚く感謝申し上げます。 |
SKK-JISYO.JIS3_4 の一部となるべきものですが、JIS X 0213:2004 に対応
していない環境を考慮して、当面別ファイルとするものです。SKK-JISYO.JIS3_4 と
あわせてお使いください。SKK-JISYO.itaiji の JIS 第3・第4水準版です。もりみつじゅんじ氏の作成によ
る 参照文字リスト(0213) か
ら作成されています。SKK-JISYO.M を skk-mkmgk.el で機械的に加工した交ぜ書き辞書です。
skk-tutcode を利用する場合に併用すると便利です。SKK-JISYO.L から concat 関数を除く Lisp の関数の候補を抜き出した辞書です。skk-relative-date 関数を追加しています。プログラム実行変換で用いら
れる Lisp の関数を拡張する際はこの辞書を更新して頂ければと思います。ユーザが直接変換に使うというよりは、主に他の辞書を編纂するために補助的に使われる辞 書です。
SKK-JISYO.{SML} に間違えて含まれていたエントリを抽出したものです。SKK-JISYO.{SML} に再び誤ったエントリが含まれないようにする
ための指標であり、また、個人辞書から誤ったエントリを削除するためのファイルで
もあります。個人辞書から誤ったエントリを取り除くには、skktools を利用し、次のようにすれば良いでしょう。
% skkdic-expr ~/.skk-jisyo - SKK-JISYO.wrong | skkdic-sort - >.skk-jisyo.new
または、skkdic-expr2 なら annotation に対応しているので、
% skkdic-expr2 ~/.skk-jisyo - SKK-JISYO.wrong.annotated >.skk-jisyo.new
のように、SKK-JISYO.wrong.annotated をそのまま使用することもできます。
SKK-JISYO.pubdic+ は the Pubdic+ project により作成された pubdic.p を SKK
辞書形式に加工し、L 辞書に含まれるエントリを削除したものです。SKK-JISYO.pubdic+
はこれを継承します。配布条件を一言で言うと「いかなる利用方法も可」というもの
です。詳細は SKK-JISYO.pubdic+ のヘッダー部分をご覧下さい。SKK-JISYO.L などに取り込まれるか削除されるかしたた
め、この辞書をユーザが使う意味はそれほどないのではと思われます。